企業インタビュー VOL.3『実務に近いワークショップを、現場社員の手厚いサポートで』リノべる株式会社

住宅・不動産・建築業界の課題解決に向け、誰もが自分らしい暮らしを心から楽しむことができる世界を目指しているリノべる株式会社。

会社全体として採用への強化を始め、2022卒の新卒採用は今まで以上に力を入れたそう。

その結果、なんとインターンシップ参加者は前年比10倍へと急増!

そんな魅力的な採用フローを作り出した、リノべるの採用担当である山﨑 義隆(ヤマサキ ヨシタカ)氏にインタビューを行いました。

どのような選考施策を行なったのか、インターンシップ成功の秘訣はどこにあるのか、お話を伺いました。

 

会社について

日本の建築課題を解決する「リノべる株式会社」

 

ーリノべる株式会社について、基本情報をお聞かせください

「リノべる株式会社」は2010年4月に設立し、今年で12期目を迎えました。

ミッションである「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」の具現化を目指し、以下の事業を展開しています。

1つ目は、中古マンション探しとオーダーメイドのリノベーションサービスである個人向け「住宅リノベーション事業」の「リノベる。」。

2つ目は、ビルの一棟リノベーションやコンバージョンなど、都市の文脈を活かして街作りをデザインする「都市創造事業」

そして3つ目は、AIやARなどのテクノロジーを用い、業界の課題を解決する「オープンプラットフォーム事業」です

(詳細はリノべる株式会社HPより)

 

ーリノべる株式会社のミッションについてお聞かせください。

私たちのミッションは「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」です。

「かしこく」には、客観的価値、誰にとっても価値あるものを提供する、という意味が込められています。

日本は、住宅への累積投資額と比べて資産額が500兆円も下回っています。これは、「失われた500兆円問題」として知られている社会課題です。例えばアメリカでは、投資額よりも資産額が上回っています。この差は、「つくっては壊す」を繰り返した結果です。

リノベるは、今ある既存住宅を活かすことで、 「つくっては壊す」消費型社会から、「いいものを作って、きちんと手入れして、長く大切に使う」循環型社会への転換を目指しています。

 

「素敵に」には、主観的価値、その人にとって価値あるものを提供する、という意味が込めれています。

間取りにライフスタイルを合わせていくのはなく、自分のライフスタイルに合わせた暮らしづくりをすることで、その人”らしい”暮らしを実現していただくことを目指しています。

 

リノベるは、「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」のこのミッションを、顧客・社会・産業の課題を解決することで実現しようとしています。

 

採用活動とインターンシップ

新卒採用に向けたインターンシップを本格化!

 

ー2022卒の採用は、昨年よりも力を入れたそうですね。具体的には、どんなことを行いましたか?

今までは、マイナビのみで採用募集をしていました。それだけでも、100人近くの学生さんがインターンシップに参加してくれる状況ではありました。

 

しかし2022卒からは、更に新卒採用を強化することにしました。

昨年までの採用募集方法に加え、採用イベントに出展したり、スカウトサイトを使ったり、学生団体と一緒にイベントを企画するなど、過去の施策から手法を増やしました。

その効果もあって、インターンシップは昨年度の10倍の人数が集まりました。

 

ー多くの学生から注目を浴びたのですね。実際、インターンシップはどのようなものを用意されましたか?

2022年卒用のインターンシップは、2種類を実施しました。

1つ目はオンラインの2DAYS、2つ目はオフラインの2DAYSインターンシップです。

どちらのインターンシップもリノベるを知ってもらうことの目的は同じですが、オンラインは「幅広く」、オフラインは「より深く」をポイントとして開催しました。

 

現場社員を巻き込むインターンシップ

ーオンライン2days インターンシップについて、詳しくお聞かせください。

1日目は会社説明会兼選考会、2日目はデザインワークと座談会というコンテンツを用意しました。

 

説明会は弊社の事業内容、働き方やサービスの魅力についてお伝えする内容です。

説明の後に性格診断とESを提出してもらい、通過した学生が2日目のインターンシップに参加しました。

そして2日目は現場の仕事を体験してもらうため、ワーク型のコンテンツにしました。

デザインワークでは、実際のお客様を想定したペルソナ情報を提示した後、お客さん役の社員にヒアリングし、理想の暮らしを実現するためのリノベーションの内装デザインを作る。そして現場デザイナーにプレゼンをするという内容でした。

もちろんプレゼン後には、社員からのデザインに関わるポイントだけでなく、お客様とのやり取りの実例などの手厚いフィードバックが行われました。

 

ーオフラインの2days インターンシップは、どのような内容だったのですか?

オフラインのインターンシップは選考を8月に行い、9月に開催しました。参加者の選抜は、ES・適性検査性格診断の他、個人面接とWEBテストです。

多くの応募から選考を経て、最終的には16名が参加しました。

 

内容としては、オンラインインターンシップで行なったデザインワークを初日の午前中に実施。残り1日半かけて「暮らし」にまつわる新規事業の立案をする、というものです。また全てのワークをチームで行うことにより、リノベるが大切にしているチームで働くという観点も強く感じていただけたのではと思っています。

 

また、参加する学生には圧倒的成長を遂げてもらいたいこと、さらに良い事業であれば、事業化するかもしれない可能性も秘めていたため、新規事業プレゼンは、、社長・役員の前で行い、フィードバックをもらう機会としました。また、チームには一名必ず社員がメンターとしてつき、その社員とも個別面談を実施。個別フィードバックを行って終了しました。

 

ー現場社員さんを巻きこんで企画されているのですね!実際、人事以外の社員さんにお願いすることは大変でしたか?

社員にインターンシップの参加を依頼するという点に関しては、問題なく受け入れてもらえました。

理由として、会社全体で採用に力を入れる、という考えが浸透していて、社長自身も採用に対して創業期から積極的であるからです。

そのため各部署の部長も採用への理解があり、スムーズにやりとりできたと思います。

 

ただ唯一苦労した面としては、日程調整です。

現場社員であるデザイナーは平日休み、かつ本業であるデザイン業務を優先して行わなくてはなりません。

そのため、いつインターンシップを開催すればデザイナーが参加しやすいのか、を考慮するのが大変でした。

 

ー他にも、インターンシップ開催に向けて苦労された点はありますか?

初の試みとなる「オンラインインターンシップ」を企画し、作り上げることです。

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、安全面を考慮してオンライン開催がメインとなりました。

 

オンライン上でのデザインワークは対面よりもハードルが上がります。なぜならば、オフラインで当たり前のようにできていた図面上での手差しが困難だからです。

 

それをオンラインワークで行うということは、かなりチャレンジでしたし、実際、テストを行った際、コミュニケーションが非常に取りづらかったです。

開催までに、社内ミーティングで何度もテストを繰り返し、

「オンラインでこのツールを使うことは難しいから他の方法に代替する」、「コミュニケーションをとりやすいように、このタイミングでこの声掛けをする」など、1つ1つ課題を事前に解決したことで、より良い方法を導き出せました。

 

その結果、インターンシップ当日はトラブルなしで終えることができました。

 

ー地道な事前検証がオンラインインターンシップ成功の秘訣だったんですね。

 

選考フローと求める人材について

ここが違う!リノべる株式会社の本選考

 

ーリノべる株式会社の新卒選考フローを教えてください。

2022年卒用の選考は、6月から9月にインターンシップを行い、その後本選考に進むという流れになっています。

 

今年は、インターンシップ終了後から本選考までの間をなるべく空けず、スピード感を持って採用を行なっています。

 

ーインターンシップ後の選考フローはどのように行いましたか?

本選考は、早めに実施したいと考えており、翌月の10月から本選考を開始しました。

現在(取材は2020年11月に実施)は本選考の会社説明会、二次選考、三次選考を行なっている状況です。

 

工夫した点は、学生に合わせて情報提供をしていることです。

この時期の学生は様々な企業にも触れあっているからこそ、学生ごとに知りたい情報が異なっていました。インターンシップのアンケートや、選考でヒアリングした内容をふまえて、その学生に合わせたリノベるの情報を伝えています。

 

ーズバリ、本選考を通してどんな学生を採用したいですか?

ミッションである「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」への共感度が高い学生です。

仕事をする上では、もちろん大変なこともあります。しかも弊社はまだ260人規模の会社なので、ミッションを実現するにはこの先困難も多くあるでしょう。

しかしこのミッションに共感してくれていれば、どんな高い壁も一緒に乗り越えることができると思っています。

ミッションに共感しているか、は他社に比べてもかなり重要視しているポイントかと思います。

そしてもう一つ。「明るいバカ」であることです。私たちはまだまだスタートアップのベンチャー企業だと思っています。失敗してもすぐ立ち上がり、「次に行きます!」と言って前に進める人。そんな人がリノベるには必要です。

ぜひ、「日本の暮らしを、世界で一番、かしこく素敵に。」、このミッションに共感し、我こそは「明るいバカ」だ、と思ってくださる方にご応募いただきたいです。

リノベる採用のTwitterアカウントでも様々な情報を発信しているので、ぜひチェックしてくださいね。

URL:https://twitter.com/renoveru_saiyou

ますます注目したくなる!リノべる株式会社の新卒採用


今回は、リノべる株式会社の採用担当者にお話を伺いました。

1年間で10倍もインターンシップ参加者が急増した背景には、学生の声に基づく様々な創意工夫があるのだと感じられたインタビューでしたね!

 

会社全体で採用を強化したいという思いが、より良いインターンシップを作り上げ、それゆえ選考が捗る。

このフローを辿れば、よりスマートな採用ができるかもしれません。

 

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