企業インタビュー VOL.2『終了後に学生が涙する、本気度と熱量』株式会社オープンハウス・ディベロップメント

 

ここ数年で急成長を遂げているオープンハウスグループ。

直近では1兆円規模の会社にすることを目標に掲げ、建築業界で最も勢いのある会社の1つです。

 

今回は、建築業界を牽引するオープンハウスグループの中で建設部門を扱っているオープンハウス・ディベロップメントの新卒採用について、人事担当の新井 貴大(アライ タカヒロ)氏にお伺いしました。

社風を生かした魅力的なインターンシップから本選考のフローまで、採用チームがどのように工夫しているか。

この記事を読めば、新たな採用軸が見えてくるかもしれません。


会社について

オープンハウス・ディベロップメントの手掛けた建築

いま建築業界でアツい企業 オープンハウス・ディベロップメント

 

ーオープンハウス・ディベロップメントが行なっている事業について

オープンハウス・ディベロップメントは、土地の仕入れから仲介事業、施工まで、幅広い工程を扱っている総合不動産会社です。

特に建築技術職に関しては、戸建の設計・施工をメインで行なっています。

他にも、マンション事業や収益不動産事業、そして米国不動産事業と数多くの分野を扱っています。

 

ーオープンハウス・ディベロップメントならではのポイントは何でしょうか?

会社としての特色は、主に2つあります。

1つ目は、「全てを決めるのはお客様」に沿った住宅づくりを行っていることです。

これは会社の理念に基づくものになります。「耐震はしっかりしてほしい」「デザインはシンプルで」など、お客様のカスタマイズにしっかり応えた家づくりに重きを置いています。

 

2つ目は、「高品質で低価格」の矛盾を追求することです。

このポイントが会社の軸となっているのは、次のような理由があります。

オープンハウス・ディベロップメントは、東京都内をメインに戸建を作ることが多いです。つまり「土地代が高い場所に家を建てることになるため、そのぶん建築代は抑えたい」という方が多い傾向にあります。

そこでオープンハウス・ディベロップメントは「高品質だが低コストで家を建てる」ということを大切にしています。

 

企業としての成長

ここ数年で大躍進したオープンハウス・ディベロップメント

 

ーオープンハウス・ディベロップメントの会社成長についてもお伺いしたいです。新井さんが就活生だったころから現在までの5年間、会社規模はどう変化しましたか?

とても大きく変化しました。

私が就活生だった2016年、そして2020年を比較してみたいと思います。

 

2016年度当時は、売上1793億円、新卒採用人数は営業約100人・技術約10人。営業所は東京・神奈川の国内2箇所のみという規模感でした。

しかし2020年度現在は、売上5759億円、採用人数は営業約300人・技術約60人と大きな会社に成長しました。また国内営業拠点は、東京、神奈川、埼玉、千葉、名古屋、大阪、福岡の7箇所。そして海外展開も果たし、現在ではアメリカ(ホノルル、LA、アトランタ、オハイオ)と中国(上海)にも営業所を構えています。

 

自分自身は入社して3年半しか経過していませんが、本当に会社が大きくなったと実感しています。

 

ーなぜオープンハウス・ディベロップメントは、こんなにも成長スピードが早いのでしょうか?

会社の軸となっている「高品質で低価格」から派生しているものだと思います。

このビジョンを実現するためには「多くの施工数」が重要、つまりボリュームディスカウントを得ることが大切です。

社員が会社の軸に共感し、熱意を持ち目標に向かっているからこそ、この成長スピードが可能なのだと思います。

 

インターンシップについて

「熱量」「本気度」が違う!オープンハウス・ディベロップメントのインターンシップ

 

ー成長を続けるオープンハウス・ディベロップメントですが、新卒採用に向けてインターンシップを行う理由をお聞かせください。

質の高い学生を一気に集めることができるからです。

実際、「弊社の熱意や雰囲気を理解して、その上で選考に進んでもらう」という流れを組む為に、インターンシップは必須です。

 

ーオープンハウス・ディベロップメントの建設事業部が行うインターンシップは、どのような種類がありますか?

弊社では、3種類のインターンシップを行なっています。

注文/分譲設計の体験を行う1day、施工管理を現場社員と経験する2days、そして一番力をいれている3days DESIGN CHAMPIONSHIPです。

 

ーメインの3daysのインターンシップについて、詳しくお聞かせください。

3daysのサマーインターンシップは、18人×5クール行いました。

3人1グループとなり、課題に取り組み、最終日に発表という流れです。

具体的には、1日目の昼までにコンセプトを決め、午後はプランニングと中間発表をします。

2日目は初日に行なったプランニングのブラッシュアップ。昼以降は設計責任者からフィードバックをもらい、さらに内容を詰めていきます。

そして3日目は発表です。ワークの集大成として、チーム一丸となり準備をし、プレゼンを行う。という流れで進めていました。

 

ちなみに、各クールでの優勝チームでGRAND FINALを行い、優勝チームには賞金50万円を差し上げました。

 

ー2daysインターンシップは、どのようなコンテンツでしたか?

施工管理の2daysに関しては、3メートルほどのミニチュア家を実際に作る、という内容を用意しました。

窓やドアなど1つ1つ細かいところまで製作し、本当に「作る」という点を実感してもらうようなインターンシップです。

 

現場に働く監督さんがメンターとなり、ワークに対して学生をサポートする形をとりました。

 

インターンシップ、大変だったのは「熱量×学生」のコンビネーション

 

ー3種類もあるオープンハウス・ディベロップメントのインターンシップ。ずばり特徴は何でしょうか?

端的に言うと「本気度」と「熱量」

これが他社と圧倒的に違うポイントだと思います。

実際には内容が濃いインターンシップということもあり、熱量高く取り組まざるを得ないということがあります。

また会社の社風として、「本気で取り組む熱い姿勢」があるので、それがワークを通して学生にも伝わっている感じがあります。

 

ちなみに最終日のプレゼンが終わった時、達成感から多くの学生が泣きます。それだけ全員が全力でワークを行う、ということがオープンハウス・ディベロップメントの特徴です。

 

ーインターンシップを開催するに当たり、大変なことはありましたか?

「初対面の学生がグループを組み、本気でワークを行う」という流れを作ることです。学生の本気度を引き出すことは、とても苦労しました。

学生のやる気度を上げる工夫として、主に2点行いました。

1つ目は、事前に顔合わせをすることです。

当日に知らない人と本気でワークに取り組む、ということは結構難しいです。やはり最初は他人行儀になりますし、緊張する人もいるでしょう。

そこで、インターンシップ開催前にオンライン懇親会を実施し、学生同士の交流を活発にさせました。

そうすることで、顔見知りの状態でインターンシップを開始できます。当日はアイスブレイクに時間をかけずにワークに取り組めるよう、学生への配慮を工夫しました。

 

2つ目は、インターンシップ内に「本気にさせる仕組み」を自然に入れたことです。

顔合わせを事前に行なっているとはいえ、社会人未経験の学生が参加するプログラムです。

本気度合は人により様々で、全員を同じ意識レベルに持っていくことが難しい点でした。

オープンハウス・ディベロップメントの3daysインターンシップでは、次のような取り組みをしました。

 

1日目は「このグループで頑張りたい」と思わせ、チームで熱量を高めます。

例えば、話し合いの場を多く設けて本気で話し合わせたり。チーム内のメンバーで「インターンシップを頑張り、最後までやり通す」という意識を持たせることに注力する内容にしました。

そして2日目はプロ意識持たせる、ということです。

実際に働く現場社員から多くのフィードバックをもらい、それを元にワークを進める。これをすることで、「自分たちは建築業界の人として仕事をしているのだ。他人行儀ではいけない」という感情を持たせ、より熱量を高くします。

そして3日目はワークの発表。今までのエネルギーを発表へを向ける、という流れを作りました。

実際このフローに乗る学生さんが多く、質の良いインターンシップを実施することができました。

オープンハウス・ディベロップメントの熱量を理解している学生は「本選考」に通りやすいです。

 

採用活動について

採用にも「熱量」で挑むオープンハウス・ディベロップメント

 

ーインターンシップを経てから本選考に進む学生は、どの程度いらっしゃいますか?

現在行なっている2022卒の採用では、30%ほどの学生が本選考に進みました。

まだ内定の段階まで採用が進んでいないのですが、インターンシップに参加した学生からは、面接で熱意を感じることが多いです。

 

昨年までの統計ですと、インターンシップ経由の内定率は10%、説明会などから選考に進んだ学生の内定率は3%ほどでした。

 

ーなぜ内定率に大きな差が生まれるのでしょうか?

インターンシップ経験者は、会社の熱量や仕事観を知っているからだと思います。就業体験をした上で選考に進んでいるということは、弊社で働くことをイメージした上で面接を受けてくれています。

あとは建築業界の中でもオープンハウス・ディベロップメントで働きたい、という覚悟があるということも関係しています。

実際、「オープンハウスのインターンシップに参加して、熱量に共感した。そのため院進ではなく入社を決めた」という学生も過去にいました。

つまり、インターンから本選考に参加する方は会社への理解度が高いと思っています。

そして何より、インターンシップを通して「本気で頑張ること楽しい」「成長することが楽しい」と感じて本選考に挑む学生が多いです。

それゆえ、入社への本気度が他フローから入る学生と違うことがポイントかと思います。

ちなみに、インターンシップ経由から入社した新卒者は、社員になってから活躍する傾向があります。

2022卒の採用でも、インターンシップに参加してくれた内定者には期待してしまいます。今から2年後が楽しみです。

 


今回は、急成長中の注目企業「株式会社オープンハウス・ディベロップメント」の採用事情についてお届けしました。

社風である「本気で取り組む熱い姿勢」が生かされたインターンシップを行なっていることで、本選考では会社に似合う学生が内定を取る。

採用側にとっても就活生にとってもwin-winなスタイルを取られていることが感じられる情報をお伺いできました!

 

採用チームの皆さまもこのインタビューを参考にし、新たな活動に取り組んでみてはいかがでしょうか?

 

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