建築学生インタビュー Vol.1 『設計以外にどんなことができる人なんだろう?を知ってもらいたい』

「建築業界には優秀な人が多いと思っています。」と力強く話してくださった高田さん。

大学2年生のいま、将来の就職、学校生活、建築業界の印象についてお聞きしました。

 


インタビュー対象者プロフィール

【名前】 高田勝 (たかだまさる)

【年齢】 21歳

【所属】関西大学 環境都市工学部建築学科専攻  学士課程(2年)


 

新型コロナウィルスの影響

コロナの影響を前向きに捉えている

 

ー コロナの影響で学校生活はどう変わりましたか?

春学期(2020年)にオンラインで授業が実施され始めました。その後、秋学期からは基本的にオフラインで授業が行われています。

ぼく自身は、オンラインでもオフラインでも目的意識を持ってやっていたので、それほど影響はなかったです。

むしろ地に足をつけて、じっくり将来のことを考える時間が増えたので、不謹慎ではありますけど、良い期間になったと思います。

 

ー 将来のことを考える上ではコロナの影響はありましたか?

すごくありました。

大学1年生のときに知り合った人と、zoomを通して話をすることが増えて、将来についての考えをブラッシュアップできたと思います。

そこからもっと建築業界について知りたいと思うようになって、より詳しくリサーチをすることもできました。

 

ー コロナによって世の中はどう変わっていくと思いますか?

大きくは2つ考えていて、1つはどの世代の人も経験をしたことがない状況なので、若くて経験がないことも年長者で経験があることも関係のない時代になっていると思います。

そのかわりに、アイデア自体への価値が高まっていくんじゃないかと思っています。

 

もう1つは、そこに関連して発信力がすごく重要な社会になってくると思っています。

いいアイデアがあっても、発信をしないと誰にも気づいてもらえないことがますます増えていきそうです。

そのため学生側も企業側も積極的な情報発信をしていかないといけないと思いますね。

 

これからの進路

建築業界の垣根を超えて、様々な業界で活躍したい

 

ー これからどんな道に進んでいきたいですか?

大きく2つ考えています。1つは、大学院に行ってから就職もしくは独立すること。もう1つは、4年生で卒業して、どこかに勤めたあとに独立すること。いずれにしても最終的には独立したいと思っています。

 

まだ「この仕事がやりたい」と言語化はできていませんが、大きな括りとしては、建築業界の全容を知れるところがいいと思っています。設計を自分でするより、設計する人たちをまとめあげられるような仕事がしたいです。基本的には、案件をとってきたり、仕事を回したり、プロデュースや企画をするところをやっていきたいですね。

 

ー どうしてプロデュースや企画をやりたいと思うようになったのですか?

建築業界の垣根を越えて、様々な業界で活躍できるようになりたいからです。コンピューショナルデザインを使ってゲーム業界でも活動する建築家の方がいますが、こういう動きは建築業界全体にあってもいいのかなと思っています。

ぼく自身も、今までの建築業界として考えられていた垣根を越えていきたいので、建築全体に関わるようなポジションで働きたいんです。

 

どんなインターンに魅力を感じる?

 

「設計以外にどんなことができる人なんだろう?」を知ってもらいたい

 

ー 就職先を考えるにあたって企業のインターンシップの存在は大きいと思うのですが、どういうインターンシップだったら行ってみたいと思いますか?

前もって学生側が企業に対して求めていることと、企業側が学生側に求めていることのすり合わせができている状態で行きたいです。

単なる勉強の場や企業を知るための場で学生側に一方的にメリットがあるインターンではなくて、価値の交換をする場として学生側にも企業側にもメリットがあるインターンであればいいと思います。

そのために、企業側が求めていることを学生にもどんどん発信していってほしいです。

例えば、「新規の人材を手に入れたくてインターンをやっているから来てくれるだけでいい」や「BIMが使える人間が少ないからBIMを勉強している学生に来てほしい」などと企業側が発信して、学生とマッチングしていく仕組みがあればいいかもしれません。

そうすればお互いにより良いインターン期間になると思います。

インターンの内容よりも、それぞれの求めることがどれだけマッチするかを重視して利用したいです。

 

ー いまの企業側の発信について、こうしたらいいのにと思うことはありますか?

第3者が現場の声を届けるようなインタビュー記事などがあるといいのかなと思います。

社外の人がインタビューすることで、これまでにない視点の質問も出てきそうですよね。

そういった質問は企業のブランドイメージを良くしようとする戦略的な部分が見えづらく、純粋な好奇心で聞いているような感じがします。

そこから初めて出てくる話に価値があると思うんです。

 

ー 他に企業に対して、こうすればいいのにと思うことはありますか?

就活のときに学生が提示するポートフォリオはもう少しバラエティに富んだものであってもいいのではと思っています。

現状は設計課題を学生が提示することが多いと思いますが、建築企画をポートフォリオにしてもいいはずです。 

その方が学生側ももっと積極的になれるし、企業側ももっといろんな情報が知れると思うんです。

 

例えば、企画力やビジネス的な観点を持っていても現状のポートフォリオではわからないですよね。

なので、「設計以外にどんなことができる人なんだろう?」ということをもう少し広くポートフォリオとして受け取ってもらえると、優秀な人材を企業さんが獲得しやすくなると思います。

 

更にはそもそもポートフォリオがなくても、もっと全体的に人間力を見れるような場や機会があるといいのではないかとも思います。

ぼくが1年生のとき参加したプログラムで、ある企業さんの人事の方と食事をする機会がありました。

その際に人事の方からタイの旅行の話を聞いて、その話がすごく面白かった記憶があります。そこからこんな面白い人が人事なら、「会社も面白そうだな」と思いました。

採用のことを全て取っ払って、学生と企業の人がただ飲み会をすることも面白いかもしれません。

 

建築業界に対して思うこと

大学での学びと実社会で求められることのギャップを無くしたい

 

ー 建築業界に対して、足りないと思う部分はありますか?

建築業界の教育環境や人材配置はまだうまくいってない部分が多いように思います。

例えば、大学で建築のことを学んだとしても、実務ではまた違う勉強が必要になることがあるとよく聞きます。

せっかく大学を出ているのに実務でまた勉強をしないと働けないのは、もったいないと思うんです。

大学での授業が、ミクロな視点のものに偏っているから、そういうことが起こるのかもしれません。

企画から売るところまでのマクロな視点を把握した上で、設計などの部分を学んでいけるようになるともっといいのになと思っています。

いまは、建築を作るまでの一部分の勉強しかできていないので、大学で学ぶことと実社会で必要になることのギャップが出ている気がしています。

 

また働き方自体も建築業界はブラックだとよく言われています。

働く時間は長い割にそれほど労働対価もよくないイメージがあるようです。

大学で学ぶことと実社会で必要になることのギャップがあることで、1から勉強しつつ働かないといけないので、長時間労働になってしまっている部分もあると思います。

企業側が実務経験のない人をどういう場だと力を発揮できるのかを考えて人材配置ができれば、労働時間も少しは減るはずです。

教育環境、人材配置が改善されていけば、「建築業界はブラックだ」と考える人は少なくなっていくんじゃないでしょうか。

 

ー 最後に建築業界全体について思うことがあればなんでもどうぞ!

個人的な意見ですが、建築業界には優秀な人が多いと思っています。

人の手で作り出す技術は日本はトップクラスです。

ただ、情報やテクノロジーの部分は海外に負けてしまっているので、そこさえクリアできれば世界一にもなれるのではないかと夢を描いています。

人の手を使う部分と情報やテクノロジーを使う部分をうまく合わせていければ、建築業界だけにとどまらず、いろんな業界で活躍できる人が出てくると思います。

ぼくもその一人として、ガンガンいろんなところに進出していきたいです。

 

 


 

今回は大学2回生高田勝さんのインタビューをお届けしました。

建築業界の垣根を超えて様々な業界で活躍したいことやインターンシップに参加して価値を発揮したいこと、採用の基準で人間力などの要素を加えるアイデアなど、興味深いお話を伺うことができました。

 

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